国や都道府県で行っている医療費についての補助は、様々なものがありますが、よく知られているものでは「所得税の医療費控除」や「高額医療保険」があります。特に医療費控除についてはたくさんの方が確定申告をして、所得税の還付を受けていると思います。
今回は、東京都が行っている医療費の助成制度についてご紹介いたします。恐らくこの制度に、気がついていない人がたくさんいらっしゃるのではないのでしょうか?
こちらの助成は東京都にお住まいの方のみですが、その地域ごとに助成制度があるはずなので、調べてみる価値があるはずです。助成制度については、積極的にアプローチしなければなかなかその制度の恩恵に預かれません。
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数年前に喘息になる
私は東京に住んでいますが、数年前から咳や痰が激しくなり、毎日苦しい思いをしていました。とに書く一日中咳き込むのですが、発熱もなく、風邪を引いたときのような倦怠感はなかったので、風邪ではないと思っていましたが、勤務中に同僚が咳き込んでいては、お互いにあまり良い気分はしません。
もちろん薬を試してみたり、病院で診察を受けて肺のレントゲンを撮影したりしてみました。またアレルギーによる呼吸器系の検査もして薬も処方されましたが、なかなか良い結果は得られませんでした。
そんなある日、お腹の調子が悪くなったので、近くの胃腸科クリニックに行って診察をうけました。そこで咳や痰が治らない旨も話したところ、親身に相談に乗っていただきました。
血液検査をしたところ、結果はひどいアレルギーによる喘息の可能性が高いということで、喘息の薬を処方していただき、現在は咳もすっかり良くなり元気に暮らしています。以前の先生も喘息の薬をだして頂いたことはあったのですが、その先生は私に合う薬を処方してくれたようです。
助成金の制度を教えてもらう
私はもう40代なのですが、最近になって花粉症を発症し喘息も発症しました。そこで今回診察して頂いた病院の先生からこんなお話を聞きました。
「この辺は、幹線道路も多くトラックの排気ガスが原因で喘息を発症する人が近年多くなっています。俗に環七病と呼ぶらしいですよ」
「国の政策として、それが原因で喘息を発症した方については助成金がでるので、適用されたら診察料と医療費が無料になりますよ!私が手続きをとりますので、申請をしてください。」
なんと、私の喘息を治してくれたばかりか、その費用についても助成金の制度をご紹介してくださいました。この制度を利用しない場合は、毎月診察費と薬代で約5,000円の負担になります。とても助かっています。
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東京都大気汚染医療費制度
以下「東京都福祉保健局」によりますと概要は以下のとおりです。以下抜粋させていただきますので、心当たりのある方は、申請していだければ助成を受けられると思いますので検討してみてください。
~以下抜粋~
【対象者】
以下の1から5に全て該当する方
1 18歳未満の方(18歳の誕生日が属する月の末日までの間にある方を含む。)
※18歳以上の方(上記に該当しない方)の新規申請の受付は、平成27年3月31日までで終了しました。
現在認定を受けて有効な医療券をお持ちの方で、生年月日が平成9年4月1日以前の方は、更新申請のみ可能です。
2 以下のいずれかにり患している方
(1)気管支ぜん息
(2)慢性気管支炎
(3)ぜん息性気管支炎
(4)肺気しゅ
(5)(1)~(4)の続発症
3 東京都内に引き続き1年(3歳未満は6か月)以上住所を有する方(東京都内に住民登録をしている必要があります。)
4 健康保険等に加入されている方
5 申請日以降喫煙しない方【助成内容】
医療券の有効期間内に、医療券に記載された疾病の治療に要した医療費のうち、保険適用後の自己負担額を助成します。
※他の法令等の規定により給付が行われる場合は、その額を控除した後の自己負担額を助成します。
私はこの制度により、喘息の治療に係る医療費は無料になっています。この制度には感謝していますが、車などの排気ガスが軽減されていくような政策を推進していくように願っています。子供たちが喘息になるケースが多くなっていると聞いています。
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