住宅ローンの金利を低く借りられた!ラッキー!・・・だけじゃダメなんです。
住宅ローンを借りる時は、何が一番気になりますか?
もちろん「金利」ですよね!
でも、金利と同じくらい返済額に影響を及ぼすものがありますが、何だと思いますか?
それは「返済方法」です!
低金利で借りることが出来た!ラッキー!って思うのは、ちょっと早いと思いますよ!
銀行から融資を受ける場合には、返済方法が2つあります。「元金均等返済」と「元利均等返済」の2種類があるって、知ってましたか?
この返済方法まで気にする方は、ほとんどいないようです。
言葉はちょっと違うだけですが、どちらの方法を選ぶかによって、その返済にかかる総支払額が大きく変わってきます。
住宅ローンなどで、一度融資を受けてしまうと放ったらかしになってしまいますので、絶対に確認してから融資を受けてくださいね!
銀行は、返済方法については積極的に説明してくれません!
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元利均等返済とは
元利均等返済とは、返済額が常に一定になる返済方法です。言葉のとおり、元本と利息を合わせて均等ということです。
返済額 = 現金 + 利息 となります。
最初の頃の返済額は、元金は返済額の中にほとんど含まれておらず、ほとんど利息のみです。返済が進むと、だんだんと元本の割合が増えてきます。ですから、3年位たって住宅ローンの借入金残高を確認すると・・・、
「え~、全然残高減ってないな~!」とガックリしてしまいます。
毎月の支払い方法が一定なので、返済計画は立てやすいですが、実質的に借入をする方にとっては支払額が多くなってしまい、なかなか元本が減っていかないので
銀行は、それを知ってか知らずか(知らないわけは無いはずですが)、基本的には融資申込者が何も言わない限り、元利均等払いを設定します。
元金均等払いとは
元金均等返済については、その名のとおり「元金を均等」に支払う返済方法です。なので均等である元本に利息が上乗せになる形の返済方法です。
例えば、1200万円の融資を10年間で返済する場合は、毎月10万円の元本を返済します。
最初の月:100,000(元本)+ 10,000(利息)= 110,000(返済額)
ひと月後:100,000(元本)+ 9,000(利息)= 109,000(返済額)
二ヶ月後:100,000(元本)+ 8,000(利息)= 108,000(返済額)
このように、元本の返済は一定額で利息が、毎月減っていきます。
ですから、毎月の借入金の返済額が減っていきますので、返済していく実感を感じやすいと思います。
「元金均等返済」と「元利均等返済」ではどっちが得か? ~シミュレーションで確認してみる~
実際に「元金均等返済」と「元利均等返済」では、どのように返済額が違ってくるのか、シミュレーションをしてみます。
融資条件
借入額 :3,000万円
金 利 :2%
返済期間:30年
元利均等返済 | 元金均等返済 | |
元本 | 30,000,000 | 30,000,000 |
利息 | 9,918,903 | 9,025,000 |
返済額合計 | 39,918,903 | 39,025,000 |
いかがでしょうか?
元利均等返済と元金均等返済では、30年間の総支払額の差が893,903円。この金額が高いか安いかは、人によって感じ方は違いますが、約90万円の差があります。
当然利率が大きくなれば差が大きくなるし、利率が低くなれば差は小さくなります。
返済方法をちょっと変えるだけで節約になりますので、これから、住宅ローンを組もうとしている方、また借り換えを検討されている方は、返済方法についても是非確認してください。
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