私も他のご家庭と同じように、終身保険に加入しています。いろいろ考えた末に、「生命保険でドル資産を構築しよう」と考えて、ドル建ての終身保険を選択しました。
このブログでも以前に、「日本円だけを保有するリスク」についてお話させていただきましが、円安リスクのヘッジの為にドルを外貨預金で預ける気にはなりません。銀行預金だと元本は保証されますが、やっぱり利率が低いことが気になります。
そこで、生命保険に加入するにあたり、ドル建ての終身保険を利用することによって、私自身の死亡保障と解約返戻金としての貯蓄、そして将来のドル円為替レートの円安リスクをヘッジすることにしました。当然金融商品の側面もあるので、運用益もあります。
では、どんな保険に加入したのか、具体的にご紹介したいと思います。
生命保険は家族構成によって必要な保障が異なってきます。
これからご紹介しているモデルケースは、夫婦二人子供1名で作成しています。
皆さまのご参考になりましたら幸いです。
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積立利率変動型終身保険(米国通貨建)
【概要】
正式名称は「積立利率変動型終身保険(米国通貨建)」といいます。
保険料の支払いをドル建てで支払い、月々の支払いもドル円レートによって金額が変わってきます。支払い段階から為替リスクがつきます。ワガママ言うと、支払い時は、ずっと円高のままで、保険金をいただく時だけ円安になってくれればいいわけです。
運用については、米ドル10年国債によって運用されています。
低解約返戻金プランの適用があるのでこちらを採用しています。(保険料払込期間中の返戻金の水準を低くして、基本プランと比べて月々の保険料の支払額を低くするプラン)
払済終身保険への変更の対応があります。
積立利率について「3%」の最低保障があり、運用結果によっては利率がアップします。
積立利率3%が最低保証されている件ですが、ドル建て国債の利率が3%を下回ったとしても3%の積立利率が保証されます。
現在米ドル国債の利率は3%を下回っているので、保険会社はどのように収益を上げているのか気になるところですが、米ドル国債の利率が3%以上あったときの利ざやを、更に運用に回すことによって、現状の逆ざやの損失を埋め合わせているのだと思います。
おそらくこのまま、米ドル国債の利率が下がり、運用益が更に低くなってしまう場合は、この商品の販売をストップすることで、保険会社の運用リスクを回避する方策をとるのでしょう。その時は、最低利率が変更になった、類似商品がまた発売されるのでしょう。
【ややこしいので箇条書き】
・死亡保障はドル建て
・満期保険金(解約返戻金)もドル建て
・運用益は3%最低保証、運用益によっては利率アップあり
・為替リスクあり
【保証内容】
死亡した時(病気・がん・災害) 40,000ドル+増加死亡保険金
高度障害状態になったとき 40,000ドル+増加死亡保険金
【解約返戻金】 単位ドル(かっこ内は返戻率%)
払込保険料累計 | 積立利率3% | 積立利率3.5% | 積立利率4% | |
60歳 | 19,562 | 17,732 (90.6) | 18,561 (94.8) | 19,434 (99.3) |
65歳 | 26,083 | 25,352 (97.1) | 27,181 (104.2) | 29,123 (111.6) |
70歳 | 26,083 | 27,812 (106.6) | 30,576 (117.2) | 33,590 (128.7) |
75歳 | 26,083 | 30,246 (115.9) | 34,098 (130.7) | 38,414 (147.2) |
一応私も、65歳くらいまでは生きているんじゃないかな~、と思っております。
このまま保険料を順調にお支払いすることができれば、満期のときには、25,352ドル(97.1%)の解約返戻金をいただけます。
運用益がアップすれば、更に返戻金が多くなります。
そのまま解約しなければ、毎年更に利息がついていきます。
解約しなければ、65歳以降一生涯保障が続き利息もついてきます。
希望は、65歳時に、1ドル150円として
【 25,352ドル × 150円 = 約380万円 】
の解約返戻金を頂けたらと思っています。
1ドル200円になったら
【 25,352ドル × 200円 = 約500万円 】
の解約返戻金です。もちろん円高の可能性もあるので、その時はドルのまま保有しようと思います。
今回の保険加入の趣旨は以下の3つです。全て満たしていると思いますが、いかがでしょうか?
・死亡保障
・貯蓄機能
・ドル円レートの円安リスクヘッジ
頑張って、65歳に健康で解約返戻金いただきたいと、楽しみにしています。(笑)
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