以前のブログで、生命保険の基本についてお伝えしました。その中で「養老保険については、現在の超低金利の時代では解約返戻金も多くは見込めず、その存在意義を失っていると思います。」
と、養老保険については、否定的な意見を書きました。
しかし、運用対象を積極的に運用するプランを採用したら、解約返戻金はどのような結果になるでしょうか?保険会社の運用先は、国内国債・国内株式、または海外の株式や債券なども運用対象になるのです。
そのように考えると、養老保険の「死亡保険と解約返戻金のでる貯蓄機能を備えた金融商品」としての価値はまだまだあるかもしれません。
当然利率が良い商品は、投資リスクがあります。ですが次のように考えて、この保険商品に加入する選択をしました。
生命保険で積極投資!やってみる価値はあると判断しました。
Sponsered Link
p>
積極運用をする保険を選択する理由
1.世界の人口推移
日本・ヨーロッパ等の先進国は、これからの人口増をあまり期待できません。人口の増加が見込めないと、経済成長にも影響を及ぼします。
しかし、アジア・アフリカ諸国に目を向けると、今後数十年に渡って大幅な人口増が期待され、人口増による国力アップが期待できます。このように考えると、これらの諸国に投資する価値があると判断しました。
2. 世界のGDPの推移
人口と同じく、日本・ヨーロッパ等の先進国はこれからの大幅なGDPのアップは期待できません。ですが、アメリカ・中国・その他の新興国はまだまだ余力を残しており大幅なGDPのアップが期待できます。
3.世界全体のGDPの成長に伴い、世界的に見ると株式市場も成長余力は十分にある。
長いスパンで考えると、「米国市場の暴落」「LTCM破綻・ITバブル崩壊」「リーマンショック」「ギリシャ危機」等など、様々な経済危機がこれまで発生しましたが、これらの危機を何度も乗り越え、世界の株式市場の指数は順調に上昇し続けています。
4.(私が個人として)株式や投資信託を買う予定はほとんどない。
インフレリスクに備えて、ある程度は株式等の購入はしたいと思っていますが、その予定はありません。お伝えしたとおり、わずかな株主優待で満足しています。
この保険の積極運用のシステムを利用することにより、株式や投資信託を購入しないリスクヘッジとなります。
保険概要
名称:ユニットリング型保険(有期型)
積立金額、払い戻し金額、満期保険金額などが特別勘定資産の運用実績に応じて増減する仕組みの保険です。特別勘定の運用には、資産配分リスク・株価変動リスク・金利変動リスク・信用リスク等存在します。
死亡保障は4,682,000円で、満期保険金は保険期間満了時の積立金額が支払対象となります。(但し、運用実績によっては、死亡補償金がアップする可能性があります)
払済保険への変更制度あり、保険金の受取は年金として受取ることも可能です。
死亡保障は確定していますが、満期保険金については積立時の運用によって受け取れる保険金の金額が増減します。
以前のブログでもお伝えしましたが、「投資をしないリスク」が存在します。私は株式投資はあまり成果を出すことができず、投資信託も購入する予定はありません。
そこで間接的にですが、株式投資や投資信託を購入する効果がある、このユニット型保険に加入することにしました。
【ややこしいので箇条書き】
・死亡、高度障害保障あり
・満期保険金あり、解約返戻金あり
・運用対象が選択できる
・満期保険金の受取は、一時金と年金として受取ることを選択できる
・一時払いの終身保険に変更できる
Sponsered Link
p>
運用方法の選択
この保険商品は8種類の特別勘定が容易されており、その中から運用対象を選択することができます。
以下、順番にリターン・リスクが低い順番に列挙します。
・金融市場型
・世界債券プラス型
・安定成長バランス型
・オーストラリア債券型
・積極運用バランス型
・外国株式プラス型、日本株式プラス型
・新興国株式型
上記を選択する中で、まずは安定成長・債権を運用するものは除外しました。この保険の加入が、株式や投資信託を間接的に購入することが目的です。
日本株式プラス型もありますが、日本の経済力は大きな上昇は見込めません。
今後、飛躍的な成長を見込める外国市場での運用をメインとした、「外国株式プラス型」と「新興国株式型」の2つを50%ずつ組み入れる選択をしました。
(記事を書いていて、ちょっとリスクを取りすぎかも、と心配になってきました・・・)
今のところ変更するつもりはありませんが、特別勘定の選択を変更できるか確認しようと思います。
死亡保障
運用実績にかかわらず、4,680,000円の固定です。但し、運用実績が大幅に好調な場合はアップがあります。
満期時の解約返戻金
解約返戻金の戻り額を一覧表にまとめました。
単位:円(かっこ内は返戻率%)
払込保険料累計 | 運用実績0% | 運用実績3.5% | 運用実績7% | |
60歳 | 1,800,000 | 1,120,000 (62.3) | 1,480,000 (82.4) | 2,000,000 (111.3) |
65歳 | 2,400,000 | 1,440,000 (60.0) | 2,110,000 (87.9) | 3,230,000 (134.9) |
70歳 | 3,000,000 | 1,710,000 (57.3) | 2,810,000 (93.7) | 5,030,000 (167.8) |
75歳 | 3,600,000 | 1,980,000 (55.0) | 3,620,000 (100.7) | 7,610,000 (211.6) |
上記の一覧表を見ると、運用益7%の場合は60歳でも十分利益はでます。ただそんなにうまくいく訳ありませんので、おそらく3%~5%位になると思います。
生命保険という性格上、あまりリスクをとって運用することは決して良いとは言えません。しかし、インフレリスクのリスクヘッジの一環として保険に加入する目的もありますので、私自身の中では、納得してこの保険に加入しました。
そして、この保険以外に入った生命保険が、思いがけず良い商品に出会えることができましたので、リスクをとってこの保険に加入することができました。
Sponsered Link
p>