以前のブログでは、「72の法則」という計算式をご紹介しました。資産を2倍にするための金利と投資期間を計算する計算式です。
72の法則は、複利の場合の計算式ですが、単利の場合の計算式もあります。
その名も「100の法則です」
今回は、100の法則を使って、複利と単利の場合で、どの位の計算結果の差が生じてくるか検証してみたいと思います。
単利と複利の違いを確認しておきましょう!
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100の法則 ~単利で資産が倍になるのは何年かかるか~
計算式
100 ÷ 金利 = 投資期間 (近似値です)
この計算式で、単利で資産が2倍になる年数を求めることができます。
まぁ、計算式がなくてもなんとなく分かりますよね!
100万円を1%預けると、一年で1万円つきます。
2倍になるのは、1万 × 100年 =100万円 ですから。
100の法則を使った計算例
せっかくなので、計算式を使って単利で資産が2倍になる年数を計算してみます。
計算例
100 ÷ (金利) = 投資期間
100 ÷ 0.1 = 1000
100 ÷ 1 = 100
100 ÷ 2 = 50
100 ÷ 3 = 33.3・・・
100 ÷ 4 = 25
100 ÷ 5 = 20
100 ÷ 6 = 16.6・・・
100 ÷ 7 = 14.285・・
単利で銀行に預けると、7%の利息がついた場合に資産が2倍になるのは、約14年かかるのですね!
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単利と複利でどの位の計算結果の差を比べてみる~72の法則と100の法則を使って検証~
金利が0.1%から10%の場合で、複利を採用した場合と単利を採用した場合の結果をまとめてみました。
複利 | 単利 | |
0.1% | 720年 | 1000年 |
1% | 72年 | 100年 |
2% | 36年 | 50年 |
3% | 24年 | 33年 |
4% | 18年 | 25年 |
5% | 14年 | 20年 |
6% | 12年 | 16.6年 |
7% | 10年 | 14.2年 |
8% | 9年 | 12.5年 |
9% | 8年 | 11.2年 |
10% | 7年 | 10年 |
いかがでしょう。複利の効果が非常に高いことをこちらの表で確認できましたでしょうか?
今後投資をするときには、または借入をするときには「単利か複利」、どちらが採用されているか必ず確認しましょう!
特に、借入をする際には、返済額が雪だるま式に増えていくので注意してください。
115の法則~元本を3倍にする金利と投資期間を計算する~
72の法則は資産を2倍にするための、金利と投資期間を計算するものです。
今回はそれでも物足りない方のために「資産を3倍にする計算式」をご紹介いたします。
その名も「115の法則」です。
115の法則
年利(%)× =年数 =115 (近似値です)
この計算式で、元本を3倍にするための利率や年数を計算することができます。
資産を3倍にする計画がある人は、是非使ってみてください。
計算例
0,1 × 1150 = 115
1 × 115 = 115
2 × 57.5 = 115
3 × 38.3 = 114.99・・・
4 × 28.75 = 115
5 × 23 = 115
6 × 19.16 = 114.96
7 × 16.42 = 114.94
実際に計算をしてみると、あまり現実的ではありませんが・・・。
複利7%で運用しても、資産を3倍にするには16年以上かかるのですね!
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